2012年4月10日火曜日

Bearfoot Honey Bee Overdrive

「 Bear foot Honey Bee Overdrive はJOYOとは違うのだよ!JOYOとは!」 
(無理がありますね、知ってますよ。ええ。)

第4話“お気に入りの新機材その1”

てなわけで昨日は本当はこっちをレビューする予定でした。
元々はBJFEといって設計者の人が少量のみハンドメイドする形でしか流通せず、幻のエフェクター的なプレミアがついていたHoney Bee ODですが、去年Bear footというメーカーがこのエフェクターの設計者と手を組み、ハンドメイドで量産復刻となり、全国の楽器屋さんにならぶことになりました。

そのBear foot期のものが今日紹介するペダルです。
つまり由緒正しき(?)ブティックペダルで昨日のとは真逆ですw。

ギタリストの皆さんなら誰もが今持っている機材に不満や満足をえながらも「こうだったらいいのになあ、、。」と感じることがあるでしょう。

特にエフェクターというものはそこが顕著に表れてくるところで空間系や歪み系は売り買いを繰り返しながら自分の欲しい音を探して、気に入って、気になって、売って買ってということが多いかと思うのです。

かくいう私もオーバードライブに関してはあまりにピンと来るものに出会えず、高いものは逆に高級すぎる音(商業ロック的に聞こえてしまうんですね、、。)だったり、いい意味で癖になる、味のある音が出るペダルがあまりなくTS系の気に入ったOD(いつかレビューします。Green lineっていいます。)は持っていたものの、バンドにはなじまないなあと思っていました。

で試し弾きしまくった結果、このHoney Beeにビビッと何かを感じ、「定価は高いから中古で安くなったらメインにしよう。」と思うこと一年、、、。

ついに手に入れたというわけです。

さて、このペダル実は私のメインギターJazzblasterをつくった偉大なお方、Sonic youthのリー・ラナルドさんのメイン歪みなんです(彼はBJFEがつくっていた頃のものを使用していますが)。

そのイメージ通りの太めでちょっとダークなオーバードライブサウンドが出ます。なおかつ弾いて使っていて凄くよかったのはピッキングへの反応です。

特にコードでは各弦の鳴りがはっきりとしつつ、ピッキングの強さに合わせて歪みが変わるのでテンションも一緒に上がります。変わり具合が気持ちよくてノリノリで弾いてしまいます。 頭も振ってしまいます。

そして、もう一つ素晴らしい点があります。それは絶妙なサスティンです。やはりエレキギターは音が伸びてなんぼ。

しかしビッグマフやその他ファズ(まぁ大好きで買いまくってますが。給料の5割はファズですが)はサスティンは阿呆のようにあるものの一緒にピッー!とかグギャー!とかギャワーン!とかキィー!!!とかもの凄い勢いで伸びるので扱いに困る時があります。

それがファズの愛おしさであり、それだけで一晩酒が飲める程ファズが好きで、長所ですがオーバードライブがそうだと困ります。特に困るのは俺というよりもメンバーの鼓膜です。

爆音パートの度に心配になるのですが、そこはさすがにオーバードライブです。心地よい丸ーい音の伸びで暴れません。かつ太くいて、高域が出過ぎず、ダークで味があります。

高域が出過ぎないというところがポイントでここも出ると一転明るくカラッとしすぎる嫌いが自分にはあります。バンドで音が抜けすぎてボーカルやシンバル類と音がぶつかるのです。

ですがこのHoney Beeはその隙間を縫うように絶妙な音で私のギターを導いてくれます。
決してギターを上手に聴かせてくれるペダルでないのもいいところです。

プレイヤーの癖やその他諸々がしっかり音に出ます。だから値段が高いのか。
と納得です。

と、まあそのくらい気に入り、練習でも上手くいったのでメインODはしばらくHoney Bee ODで揺らぎそうにありません。



で最後に JOYO Sweet Baby Overdriveとの比較ですがこちらの方が高域がない分、出音が太く感じます。また、サスティンに関してはこちらに分があるかなというところです。

あとデザインや見た目は見ての通りですw。

でも値段を考えると当然ですがどちらもいい買い物でした。


 いいエフェクターに出会うとこんな感じになるものです。Smileですね。

明日もエフェクターレビューします。初空間系でいきます。

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