2013年11月23日土曜日

答えはこうだ。イヤァオ!



はい、というわけでブログを再開します。
プロレス知らない人には意味のわからないタイトルです。
そんな人にこそイヤァオ!だよ、、!

バンドブログで始まり、もうお前のブログでいいじゃんとなり、音楽の話題やエフェクターの話題を真面目に語っていたかと思えば脱線し始め、いろんな話題を織り込もうと思いながらも、エフェクターのレビューしたいなぁ、、。と結局それ中心になったりしましたが、、。

しばらくはエフェクターを買う予定もないので曲を紹介して行きたいと思います。

今回は“ビッグマフが鳴り響いて滾ってくる名曲 私的best5(順不同)”

ビッグマフが三度の飯よりも好きで唄までつくりましたが、、、
そんな私の曲以上にマフが響いて、やべえっ!!となる歴史的な名曲達がたくさんあります。

早速行きます。



Dinosaur Jr - Forget The Swan




マフと言えばJ・マスキス、そしたらもうダイナソーしかないわけですよ。
この1stの一曲目がマフの名曲に入らないなんてことはないわけです。
Jさんは1stアルバムの時点で自分のパートにbig muffといれておられたお方ですから。

この曲は冒頭のベースとリフの絡みと中間のボーカルとリズムのチェンジ等の展開が素敵。
若干コミカルにも感じるこの中間部分があるから、その後のJの泣きのビッグマフソロが更に際立つわけです。特に再結成のライブ時はその部分が顕著なのです。


はい、次!



Mudhoney - Touch Me I'm Sick

  

 

 まあ、なんつってもアルバム名がねsuperfuzz bigmuff and early singlesですからね。

それだけかっ!!

残り3つはまた時間を見つけて更新します。
ふらりふらりとやりますかね、、!




2013年7月9日火曜日

Roger Mayer Mangoose


こんばんは。
今回、紹介するのはRoger MayerのMangoose fuzzです。
Smashing pumpkinsのビリーとジェイムスがメロンコリー、アドア期のツアーで使用していたことで有名な機種でしょうか。


公式ホームページでは
Mongoose Fuzzは、1985年にロジャー・メイヤーの手によって開発され、充実したボトム・エンドのある歪みを欲しがるミュージシャンの為に製作されていまし た。ディストーションに、ややワウボイシングのような効果が取り入れられているのがマングースの特徴です。
Axis Fuzz、Classic Fuzzと比べると、ややモダンなサウンドになっています。Mongooseはディスクリート及びICを使用したアナログ回路です。
  • ジョーペーリーが使用。
  • ジミーペイジがカヴァーデール・ペイジの録音で使用。 
とあります。

なんとあのジョーペーリーが使用だそうです。

あのジョーペーリーですよ!

まあ、100%ジョー・ペリーでしょうけどね。

で、出音なのですが上の説明の通り、ワウっぽい癖のある独特の歪みです。
特に高域の出方にそれを感じます。 使用されているICはRATの初期なんかと同じLM308Nですね。なんでファズなんですがディストーションよりで結構きめ細かく歪みます。

ではいつものように百文はいっ(ry

はい、サンプルです。


高域のジュリッ!って感じの癖が独特でこれがこの機種の個性なのかなと思いますです。
 
次回は日曜日に6~7月に聴いたお薦め音楽を勝手に紹介する回にしたいと思います。

また来て下さいませ、、。


2013年6月30日日曜日

Z.vex Fuzz Probe

こんばんは!
いやあ大分間が空いてしまいました、、。

いや、ネタが尽きたとかエフェクターに対する情熱がなくなったとかいうわけじゃなく、ただなんとなくブログに手をつけられずに日々が過ぎて行っていました。

というわけで今回のFuzz Probeの紹介で復活の狼煙を上げて、定期的に更新して行きたいと思っておるわけです。

機材バカですから、まだまだ紹介し足りねえんだ。

おら、エフェクター界のアイドルさなりたい!!

ひゃっほーい!

で、このFuzz Probe。基本的にはFuzz factoryです。
発振音が本体の銅板でコントロール出来るようになったのがコイツです。


ぴー、がー、ばー!ぴょえぇぇ〜!!と耳をつんざく勢いで発振音が放たれます。
こんな音が聴こえたら、誰もがじぇじぇと言ってしまうでしょう、、。

このFuzz Probe,使い方にコツがあり、発振音を奇麗に出す時はギターのボリュームを少し下げてやるのがいいです。

ノイズが消えて、ピーとかガーとかピャーがくっきり、はっきりします。
で、普通に強烈な(もう日本語おかしいだろ)ファズサウンドで弾きたい時はボリュームを上げるといい感じで音が荒れ狂います。

とまぁ、百聞はいっけ(ry デモ録りました。こんな感じです。音量注意です。
じぇじぇっ!ってなります。



発振を楽しむエフェクターかなと思います。
一人でやってると楽しくて止まらなくなります。

Z.vexのエフェクターは無駄機能に全力投球したものが多くて、そこが最高ですね。

Dommuneであまちゃんバンドが観れることが確定したら、ちゃんと来週中に更新します(きっと)。 大友良英、大爆発だなあ、、。

2013年5月17日金曜日

音楽紹介の巻(2〜5月編)






・Mikal Cronin “MCⅡ”

前作の時点でも結構注目されていてmonchicon!なんかで紹介されていた
インディーガレージポップ/ロック界の星(だと思う)Ty Seagullとのコラボレーション作に続いての自身のソロでの新作。
そして傑作。


ギターポップやパワーポップ、シューゲイザーとかC86とかの単語に反応する人にはピッタリな音で、メロディ、曲、アレンジが素晴らしいです。


歪んだギターや軽快でジャングリーなコード弾きのギターと8ビートの歯切れよいリズムを中心にさりげなく入ってくるピアノやストリングス、手拍子等、上記したジャンルの常套句になっている要素を上手く使われていて、聴いていて楽しく飽きません。


そしてメロディとハーモニーのよさ。聴いていてグッとくる瞬間がいくつもあります。
ラストのPiano Mantraでのストリングスと轟音ギターのコントラストは若干シガー・ロスを思わせたりも、、。

なんかpitchforkのレビューも調べてみたら評価も高いみたいなんで普段インディーロックを聴かない人にもお勧めです。ノイジーでパンキッシュなJellyfishというイメージを個人的に持ちました。もちろんJellyfishに似てるというわけでなく、そのくらいのレベルのメロディセンスだなあってことなんですが。

一応参考までにJellyfish。




上のレビューによるとなんでもMikal Croninの最初のフェイバリットアルバムはNIRVANAのIn Uteroだそう。

たしかに適度にいい感じに荒れた音処理はその影響があるのかもしれない。
で、この音の質感が新鮮に楽曲を響かせている一因とも思います。

色々書きましたがとりあえず聴いてみることをおすすめします。

あとTyとのコラボもよい作品なので貼っときます。




後はサクッと紹介。



・Marnie Stern “the chronicles of marnia "
バカテクドラムの上でタッピングでバッキングして、可愛い声でポップなメロディを唄うMarnie Sternの3月に出た作品。

もう素晴らしい程にバカテクでポップで最高です。







・Tera Melos "X'ed out"
今回、かなりポップに振り切れています。気持ちいいくらいです。初期は何かハードコアに近い部分もありましたが、前作からメロディを意識して来た感じで今作はさらに振り切れ、変態的な演奏はそのままにコンパクトにポップにその魅力を凝縮して来た感じでよかったです。


あまりにも絶賛が多い(多くてステマくさい)プライマルスクリームの新作も一枚通しでしっかり聴けるアルバムでよかったです。(前2作が酷過ぎただけって気もしなくもない)

新人のポストパンクなバンドThe Girl Names , Fear of Menも良かったです。
冷たい質感の音ですが両バンドともバンドでやってるグルーブ感があり、またボーカルのメロディ、声質も魅力的なんで是非とも売れて欲しいなと思います。

流行ってますね、この感じの音が。




the saveges なんかは既にメジャーですしね。





ポップで聴き易くなったMalaria!って感じがします。



感動したのは有終の美を飾った感じが強いCathedralの最終作"The Last spire"。

遅い、暗い、重いの3拍子を貫いた、その姿勢が素晴らしいです。


まだまだ紹介したい作品がありますがとりあえずこの辺で。
Twwiterでは常時、こんな感じで呟いているので興味があったらフォローしてみて下さい。

2013年5月15日水曜日

Sigur ros のライブを観ました。ライブレポ。



おはようございます。
昨日は日本武道館へSigur rosを観に行きました。

これが素晴らしいライブでした。

もし、名古屋や神戸に足を運べる時間のある人は今からでもチケットを手配して、行く価値が必ずある公演だと思います。

Sigur rosのライブにはFujirock、08年、今回と3回目の参戦でしたが、完成度の点で過去最高の出来です。




てなわけで電車に揺られて九段下まで、アークティック・モンキーズ以来の久しぶりの武道館へ向かいました。


入場するとステージには白い幕が張られていました。そして開演。
幕に幻想的な映像が投射され、照明がそれを彩り、メンバーのシルエットが舞台に映えるというのっけからの素晴らしい舞台演出で完全に持って行かれました。


3曲目に入る時に幕が落ちてからは上下に分けて設置されたスクリーンの映像と照明が彼らの音をより引き立てながら、メンバーも素晴らしい演奏を続けます。

今回ヨンシーがお客さんをよく煽っていて、それに合わせて始まった観客の手拍子が曲の盛り上がりと重なった時は言葉にならないような不思議な高揚感がありました。

また今回披露された6月に発売される新作“クウェイカー”からの新曲群(計4曲)が非常にライブ映えする重くて激しいダイナミズムのある曲でセットリストのよいアクセントになっていました。




そんな演奏と舞台演出が織りなす神秘的な空気感に浸っているとあっという間にアンコールを含めた2時間が終了しました。

セットリストはこんな感じ。→http://www.setlist.fm/setlist/sigur-ros/2013/nippon-budokan-tokyo-japan-bd859b2.html



ヨンシーの声とギターの好調ぶりは神がかったものがあり、不調な感じが前に出てしまった08時の来日とは全く違っていました。

3人編成になり、演奏、アレンジ面で簡素になるのかなと思ったのですが、むしろその逆で楽団やサポートメンバーががっちりと音を固めていて、08時以上の重厚感たっぷりの音を聴かせていました。

武道館という場所が生むテンションもあったのか、はたまた上記したように激しい曲調の新曲群の影響か、メンバーが3人になったことで、どこか吹っ切れて演奏をしてる様子があったのも一因か、過去最高にテンションの高いポジティブなシガー・ロスが観れたように思います。

また照明と映像の舞台演出と演奏の一体感はシンクロ率が恐ろしいことになっています。ベスト選曲+新曲のセットリストも含めて今までの集大成を観せてくれたように感じました。これだけのステージを作り上げているシガー・ロスのスタッフは凄い。

幻想的な音楽によるサーカスを観たような、というか言葉にならない何かを観たようなそんな圧倒的などえらいライブでした、、。



本当いいもの観ました。もし行ける人は今からでも名古屋や神戸に行くことをおすすめします。中々観れるもんじゃないです、これは。新作も楽しみ。

これはもういくらでも絶賛します。そうしますよ。ええ。(誰にだ)
ロッキンオンの山崎さんがブログで書いていた感想が中々だったので載せます。
たしかにそんな感じはするなあ、、。00年のフォーマットっていうのかなんなのか。
http://ro69.jp/blog/yamazaki/82267



最後に自分の追体験用と観に行けなかった人に内容の近いライブ映像を貼っておきます。

明日辺り、また更新します、、。よかったら覗いて下さい、、。



2013年4月28日日曜日

YAMAHA magic stomp






こんばんは。

非常に気持ちの良い気候になってきましたね。花粉も落ち着き、これからワクワクするような日々が待っていることを期待したいものですね、、。

そんな私をワクワクさせてくれる素晴らしいエフェクターがこのYAMAHAのmagic stompなのです。

このエフェクターが発売されたのはかれこれ約10年前、発売時はYAMAHAも力を入れていたみたいで、当時マリリン・マンソンにいたJohn 5やらアラン・ホールズワースがパッチを公開していました。

実際にアラン・ホールズワースなんかはライブで使っていたらしいです。
しかも6台(笑)。





エフェクターそのものも当時のヤマハのラックエフェクターに搭載されていたDSPがそのまま使われているということで高性能なモデリング機能や多機能を売りにしていましたが、見た目がクソダサイ上に使いずらいことこの上ない操作性や若干大きい個体の性で全く売れずに投げ売り状態になっていました。

いや、多分当時売れなかったのは見た目が9割ではないかと睨んでいます。
ほら人も見た目が9割とか言われますしね。

あと欠点がめちゃくちゃ多いんです。
2008年くらいに再評価の時期があって

http://powerless.cocolog-nifty.com/alcoholic/2008/04/yamaha_magicsto_1c06.html

http://rollinfuji.exblog.jp/7097654/ 

http://chakey.hida-ch.com/e258265.html

でかなり詳しく紹介されているんですが

・歪みが酷い。
・音色の切り替えで音が途切れる
・パソコンでエディットしないとパラメータが満足にいじれない
・しかもmacじゃ動かないぜ!


そんな調子なので定価がたしか2万円台だったのにも関わらず1年かからないくらいで最終的に6980円とかで売られていました。で、その時に高校生だったんですが楽器屋のお兄さんに「コレはお買い得で音が本当によいです。特に空間系。私は3台持ってます。」と言われて、お年玉で買って以来ずっと愛用しているのがコイツです。



このmagic stompは若干時代が早過ぎた感じもありまして、最近流行って来ているLine6のMシリーズやZOOMのMSシリーズのような色々な音色を扱えるコンパクトエフェクターなコンセプトで発売されていた初めてのエフェクターだったように思います。















残念ながら、そのひどいけど何か可愛らしい ルックスと若干デカイ個体に凄まじく酷いユーザビリティで完全に無視された状態でしたが(YAMAHAのエフェクターってこんなのばっ(ry、、)YAMAHAがこのジャンルの先駆けになってもおかしくなかったポテンシャルがあったエフェクターだったと私は思うのです。







その理由は空関系の素晴らしさです。
変態系のエフェクトもふんだんに入っていてそれはそれで面白いのですがマイブラオタクには必須のリバースゲートが素晴らしいんです。

これだけの為に買ってもいい程にマイブラしている音です。
気持ちよく音が広がって、うねるリバースリバーブはこの機種独特の味わいです。


あとリバーブの音は全般的に素晴らしく、今でも通用する音質だなと個人的には思います。
揺れものも中々です。

音切れの問題があるのでライブではそんなに使いませんがレコーディングでよく使っています。



そんなmagic stomp今では名器とも言われていてコーネリアスの小山田圭吾も使用しているとかいないとか。


現在、当然のように廃盤で若干プレミアもついているようですが、本当に使うのが面倒なので上にあげたブログさんにリンクして使い方を熟知orじゃあイラねの選択をしたほうがよいかもしれないですね。



報告です。
前回のビッグマフの歌が多くの方に聴いて頂けたみたいで嬉しい限りです。


ありがとうございます(涙)。

本当に嬉しいです。
10年間地道に宅録していた甲斐がありました。
このブログやツイッターを通じて見て頂いた方に感謝です。


この気持ちの良い気候で迎えるGWですが私はあえて引き蘢り、新しい音源を仕上げて公開したいなとか思っていたりします。

またブログでも告知するのでよかったらお付き合い下さい!
次回は音楽レビューをがっつりとしたいと思います。

押山

2013年4月18日木曜日

BEHRINGER SF300 と BIG MUFF のうた






こんばんは!

JMIとか絶対に新品じゃ買う気のしないファズを紹介して来ましたが、今日は違います。

そう、安エフェクターというジャンルをつくりあげた元祖と言っても過言ではない、

BEHRINGER  SF300

こいつを紹介します。この機種は様々なところで評判になっているようにベリンガーなめんな、コラッ!!

というくらい気合いの入ったノイズを奏でてくれます。   

鳴りもするとのことでしたが自分のものでは上手く出なかったのは何故だろう、、。

いや、しかし現在音屋さんで2000円程でこの強烈なノイズが手に入るというのは破格です。でもってブーストモードが使えます。ごく普通に。

BoostモードでGAINをがっつり上げた時の毛羽立った音も個人的には好きです。

気になったらCDを我慢して購入してみると面白いエフェクターです。

安すぎるため逆に誰も売らないので中古はなかなか見ないですねえ。

サンプルはFuzz1 → Fuzz2 → boost の順番で録音してます。
セッティングは全てフルです。ボリュームだけ調整してます。


  

そんでもって今日はもう一つ報告が。遂に、遂に、完成しました!!
といっても別に誰に頼まれたわけでもなく、自分でやってただけなんですが(汗
 
http://swimwelltheband.blogspot.jp/2012/09/electro-harmonix-big-muff-pi-1st.html    

↑こんな記事を書いている時にふと「ビッグマフのうた」でもつくろうかな〜とふと思いましてですね、、。

バンドとは別に地道に一人で曲をつくって音を重ねて、映像を撮って、完成しました、、。




 http://www.nicovideo.jp/watch/sm20642852
(ニコニコ動画にも上げてみました。)

(他にもソロでつくった曲があります。)

ブログで紹介しているエフェクターをふんだんに使い、つくってみた曲達です。
もし、よかったら聴いてみて下さい!

近いうちに音源もダウンロードもできるようにする予定です。
(需要はあるのか!?)

次はエフェクターからちょっと離れて、インディーロックの話題でも記事にしようかなと思います。最早、バンドブログじゃないですね、コレw。

でもバンドもしっかり動いています。実は。

swimwell 押山



2013年4月14日日曜日

Ibanez CS-9 Stereo Chorus






今回はこのIbanez CS-9 Stereo Chorusを紹介します。

コイツはもう、あれですね、ええ、UKロックが好きな人ならばピンと来ているでしょう。
去年の再結成〜フジロック出演で日本を賑わせた(そんでもって今年のソニマニ出演+Elephant stoneと新曲をやる気配ないけどライブを続けている為に若干ファンを盛り下げた)  The Stone Rosesのギタリスト、ジョン・スクワイアが1st時に愛用していたのがこのIbanez CS-9なわけです。


この曲はこのIbanez CS-9なくしては成り立たないといっても過言ではないでしょう。
てなわけで購入してみたわけです。

当時のジョン・スクワイアはこのコーラスにボスのフェイザー、ファズフェイスにts-9を使いサウンドをつくっていたそうです。

今はBoogieのローンスターを使ってますね。エフェクターはちょっとわからないのですが多分ブティック系で固めてるんじゃないでしょうか(再結成でお金持ちだしね)

出音なんですがまさにローゼズの1stのキラキラした音のイメージのままです。
非常に爽やかで奇麗な音のコーラスです。キラキラサウンドです。

近いうちにレビューするつもりのAnalog manのコーラスやSmall cloneに比べて太さやエグさはないですが高域がシャリンと奇麗に鳴り、上品にモジュレーションがかかった暖かい音はこの機種独自のものだと思います。

アルペジオとコードと単音でサンプルを録ってみました。
急いで録ったためド下手ですが、、。否、急がなくて(ry

 アルペジオです。


コードと単音です。



こいつにTS系のODがあれば気分はもうジョン・スクワイア、スパイクアイランドでうつむきながらグレッチを弾き倒している気分になれる素敵なエフェクターだと思います。

ローゼズ云々抜きしても、空間系好きな人には堪らない中々絶妙な効きをします。
でも現在廃盤らしいです、、。
いいエフェクターなんで中古で見つけたら是非弾いてみて下さい。



2013年4月9日火曜日

JMI Tone bender mk2


今回も クソみたいに高い JMIのトーンベンダーを紹介しますよ!

このJMI Tone bender mk2はジミー・ペイジが愛用していたことで有名なファズ(あの素晴らしいギター馬鹿の為の映画であるGET LOUDでもペイジ先生が直々に紹介していましたな。)を当時の仕様にできる限り忠実に再現したものです。


このロック史上の有名なギターソロベスト10とかあったら間違いなく入りそうな「胸いっぱいの愛を」のゲートが強くて、サスティンが長い音がこのファズの特徴です。



Tone bender mk2は時期によってトランジスタにばらつきがあったりするのですが自分のはOC75×3です。

で、出音なんですが前述したように、ゲートが強く、鼻にかかったような音と長いサスティンが特徴です。高音部分で弾くと若干オクターブファズにも近いようなニュアンスの音も出ます。

70年代ロックのギターソロって感じの古き良き音のファズという感じですね。
シングルノートで弾くと気持ちがよいです。

クリーンにかけてもいいのですが、若干歪ませたクランチ気味の音に合わせて使うと、より音が太く、また気持ちのよい倍音が加わる感じになり楽しく弾けます。

さらっと弾いてみました。 レスポールにハイワットのシミュレーターとトーンベンダーで弾いています。(もの凄くへ(ry)


誰が弾いてもペイジ先生っぽくなり、上手い人なら本物に近く聴こえてしまうであろうファズです。


あとゲルマのファズにはよくいわれることですがコイツも冬は調子が悪く、ゲートのみが強くかかる残念な音になってました。


今は暖かくなってファズを弾くのにはうってつけの季節になりました。

時間ができたらスタジオでファズとマーシャルで爆音を鳴らすのも中々いいものですよ。

耳には気をつけて爆音を楽しみたい今日このごろでした。

swimwell 押山
 


2013年4月6日土曜日

JMI Tone bender mk1 & JMI Treble booster






こんばんは!

いやあ、、。

本当に、、。

久しぶりの更新になりました。

この記事から私は心を入れ替えて、ブログを更新します。

更新していない間に7万アクセスを越えていました。
ありがとうございます。


というわけで今回は英国の誇るヴィンテージファズを設計、制作者であるゲイリー・ハーストさんの監修の元、ハンドメイドで復刻し続けているJMI(http://www.jmiamplification.com/) の二つのファズを紹介します。

いわずもがなの有名なファズですね。いわゆるトーンベンダーというやつの元祖とトレブルブースターの方はレンジマスターという70年代のロックで頻繁に使われていたブースターをトーンベンダーの個体にいれたというエフェクターです。


この組み合わせをみて、あ!と思った方もいると思います(いないだろ)。
そう、実際にはJMIではないんですけど、最近のJマスキス仙人のファズがおなじみのラムズヘッドからBuilt to Spillのジム・ロス制作のトーンベンダーmk1とレンジマスターなブースターに変わっていたのです。

がびーん!!

つうかラムズはもうライブでしか使ってないとインタビューでもハッキリ言ってました。

ええ。なんか、こう心に穴の空いた気分になりましたよね、その時は、ええ。



てなわけでどんなもんかな〜と手にしてみたわけです。

 ◎Tone bender mk1


説明不要なくらい有名なもので、主な使用ギタリストといえば、今新作のうざい宣伝で巷を(というかYoutube)賑わすデイヴィット・ボウイのジギー・スターダスト時代の相棒のミック・ロンソンですかね。





音の方はこれが意外に扱いやすくてビックリしました。
ディストーションファズって程でもないのですが暴れ馬なfuzz probeやらラムズヘッドの初期ものに比べると、とてもまとまっていて気持ちのいい歪み方をします。

一番の特徴はなんといっても、サスティンの長さ。
ビッグマフだと暴れながら音が伸びる感じですが、このトーンベンダーは適度な音の毛羽立ちでもって丸く気持ち良くサスティンが伸びて行きます。

特にシングルノートではその特徴が顕著にでます。

コードでもビッグマフの音の壁とはまた違う味わい深い歪み方で気持ちよく弾き続けられます。たまらんです。

JMI製品は気持ちの良い音をはずさないので、そこは高いだけあるなあと思います。





◎Treble booster





というわけでこれはレンジマスターをトーンベンダーの個体にいれたやつなんで実質レンジマスターです。オリジナルはこれ。



レンジマスターをつかっていたギタリストはたくさんいて、代表的なところではT.rexのマーク・ボラン、あとトニー・アイオミやらブライアン・メイやらなんだらかんだら、70年代のロックな人たちには必須アイテムなものだったみたいです。



で、音なんですがトレブルブースターなんで当たり前なんですが高域がグッと持ち上がり、音も12時を越えるとクランチ程度に歪みだして来ます。

この高域の持ち上がり方が独特でシャーシャーと鳴る感じではなくて、太い音で高域が持ち上がって来る感じで3時辺りのノブ設定でのクランチトーンが非常に気持ちがいいです。

この設定だとプリアンプ的にも使えますね。

ブースターとしてはマフやベンダー等のファズのブースターとして用いるとググッと音が一段階前に出てきてたまりません。クリーンブースターとはまた違う味のある音が出ます。

あと中身を見ると色んな意味で後悔するのでおすすめしません。
これ原価いく(ry

 


いや、この音に価値があるのでしょう。ちなみにこのブースターを基にしたAnalogmanのBeano boostなんかも評判いいみたいです。





でもって二つを使って音を録りました。
クリーン→トーンベンダーon→トレブルブースターon
シングルノートのところは トーンベンダーon→トレブルブースターonの順で弾いています。

気分だけJ仙人ですがミスタ(ry
なのですが、なんか凄く気持ちの良い音が出るんですね、この組み合わせ。
特にシングルノートではベンダーのサスティンを保ったまま、高域が持ち上がって音の輪郭がハッキリするので弾くのが楽しいです。


さてさて今後は記事の内容をエフェクター以外にも広げつつ定期的に更新して行ける様にして行きますのでよろしくお願いします。

Sea of musicですしねえ。
音楽以外のネタでも更新するかもしれないです。

もう放置しませんw!!
のでよかったら、また覗いてみて下さいな。

swimwell 押山










2013年1月26日土曜日

Devi Ever Rocket & Devi Ever Shoegazer









デ、で、出、Devi Ever !!!!!!!
だ!このやろー!!

といういわけで今日も行きます。Devi Ever特集。
なんで昨日やらなかったって?それは、、寝てしまったからさ!!

あ、はい、素直に謝ります。すんません、、。

というわけで(どういうわけだよ。)今回もやります、Devi Ever。

Devi Everとはアメリカは北西部オレゴン州のポートランドに拠点を構える、主にぶっ飛んだ音のファズをメインにつくっているエフェクターメーカーである。

ビルダー、設計者のDevi everさんは現在は女性ですが、以前は男性だったそうな。
代理店の人は性別が変わってて、大層驚いたらしいです。(そら、そうよ。)

そんでもって、Devi Everはラインナップの9割はファズという素晴らしいメーカーです。
(個人的に)ここ数年、著名なアーティストの使用によりハンドメイド系のメーカーでは非常に有名なメーカーになっていて一時期は入荷待ちが当たり前という状況でした。


主な使用アーティストには
My Bloody Valentine

Smashing Pumpkins


Wilco(主にNels Cline)

Sigur ros

などなどたくさんのオルタナティヴなバンドのギタリスト達に使われているメーカーなのです。詳しくは今回紹介する2機種の紹介ページを参考にしてみてください。

錚々たる面子が並んでます。すげえな、、。
http://www.deviever.com/fx/rocket/
http://www.deviever.com/fx/shoe-gazer/

今回はそのDevi Everの代表機種であるRocket と Shoegazerをレビューして行きます。
時は来た!それだけだ。

で、なぜコイツを手に入れたのかというとやはりあれなんですわ。
でRocketをビリーが紹介していたのと

Kevin Shieldsのメイン機がShoegazerという噂を聞きつけてのもの。
相変わらずのオルタナミーハーぶりを発揮してますね、、。ええ、、。

というわけで

Rocket


Shoegazer






早速レビューして行きます。

この二機種に共通するのはDevi EverのSoda meiser というファズが搭載されている点。
このファズを基に同社のVintage Fuzzmasterとカオススイッチ、トレモロを加えたのがRocketで、Tones peakerというファズを加えたのがShoegazerというわけです。

早い話が内部で二つの爆音ファズを直結させているわけです。
ファズなんて二台使う方が珍しいのに、なんたることでしょう。
信じられませんね。最高です。

ちなみにSoda meiserは強烈に暴れる太い音のスタンダード(?)なファズで、ビッグマフがあのサスティンを保ったまま、ウオッカを飲み過ぎてベロベロになって暴れてしまったような音です。Devi Everのファズの中では使いやすく、ここぞという迫力や音圧、音の伸びを出したい時に使えるいいファズです。



でまずは、Rocketです。
コイツは上記した説明を見てもわかるようにファズ二つに色々とオマケが付いています。
まずカオススイッチ。これをオンにすると歪みが激しくなり、音が発振します。
ギターの音を字の如くカオス(混沌)そのものの強烈なノイズの嵐に変化させます。
 
そしてトレモロ。このトレモロは単独使用はできず、必ずファズと一緒にかかります。
速度調整という便利なものは付いていません。
音の途切れるパターンが2つあるのみです。

その音は極悪というか傷だらけで音飛びばかりしてしまい、まともに聴けない古いレコードに無理矢理針を落としているような壊れた音になります。
壊れかけのレディオではなくこのラジオ壊れてますよ!電気屋さん!!くらいの勢いです。

ただ、このブチブチぶっ壊れトレモロの音は他の機種では味わえない独特の音です。
ていうかこんな音をつくろうとするエフェクターメーカーなんてココ以外ないです。
だって目的がわかりませんもの。ええ。

使いどころは不明ですが、私もこの音が大好きです。
さてさて百b(ry
今回のサンプルはクリーン→Soda meiser→トレモロ1→トレモロ2→カオスとなっています。


なんて阿呆な音なんだ、、。
ノイズ好きにはたまりませんな、、。


続いてShoegazer。これはマル八ブログさん(http://maruhatch.exblog.jp/8983533/)や、代理店のギズモミュージックさん(http://www.gizmo-music.com/?pid=38349318)にも詳しい解説がありますので、そちらを参考に。

という感じで若干逃げて、個人的なレビューを書くと意外と使いやすいんですね。
コレ。今回のわたしのサンプルは爆発的なほぼサスティンフルでマイブラッディな鳴らし方をしていますが、


 
この動画にもあるように特にTones peaker側はゲインを絞ったクランチ気味のファズトーンもいいんです。

Devi Everの製品をかなりの数持っていましたが、傾向としてかなりの振り幅で歪みが調整出来ます。もうなんかあっちの世界まで行くことも出来れば、歪みを絞ればクランチ、でもって意外と音程感が崩れないでサスティンは無限大。

ただ、ぶっとんだ音が出るだけではなく、非常に実用的な音も出せる上でぶっとんだ音もつくれるのがこれだけのミュージシャンに支持される理由ではないかなと思います。

でも私はぶっとんだ使い方しかしていないのです、、。
わはは!!

というわけでサンプルです。クリーン→Tones peaker→Soda meiser→両方→両方のTXTノブをフル。という流れです。



いかがでしたでしょうか。Devi Ever特集。
個性的でぶっ飛びつつ高品質な音のファズをつくり続ける拘りのあるメーカー。
こういう音をつくり出すメーカーさんがあると音楽が楽しくなってきますね。
優等生ではなく、個性際立つクラスメイトで、でも意外と成績もいいみたいな存在ですね。わかりづらいか、、。

でも、この存在感がオルタナの大御所を引きつけている魅力の大きなところを担っているのだなと強く感じます。

スイッチを踏む時にびっくり箱を空けるような感覚があって最高に楽しいです。
でも、たまにメンバーに怒られます。


ファズの設定には注意しつつ、個性的な音も楽しみながらバンドに取り入れて聴く人に届けられればな〜なんて思います。

次はきちんと金曜日に更新します!きっと。

swimwell 押山




2013年1月18日金曜日

Devi Ever Dream Mangler






こんばんは!新年が始まり、とにかく寒いですね。
こんな寒い日には暖かい熱燗が最高ですよね。飲みたいな、、、。

あと、やっぱり寒さを吹き飛ばすといえばファズですよね。

踏んでしまえば、あら不思議、轟音の世界が広がり、その熱い(厚くもある)やかましい音が耳を通じて心を暖めてくれます。

多分。いや、きっとそうです。そうに違いありません。

というわけで“Devi Ever Dream Mangler”です。
あのMy Bloody ValentineのKevin Shieldsの足元にあることでも有名(?)なファズであります。






また、このファズは知る人ぞ知る有名ファズメーカーである
Devi ever(http://www.deviever.com/fx/)によって制作されたモノであります。

同社のDisaster FuzzとVintage Fuzz Masterを2 in 1させた挙げ句、オシレーター(ピーとかプーとか持続音のノイズが出る回路)や歪みにノイズを加えるスイッチを加えた挙げ句、真ん中のジョイスティックをグリグリすることで二つの歪みを混ぜ、音塊を自由にズゴゴゴと言わせることの出来る素晴らしいエフェクターなのです。

え、意味が分からない?
私もです。ええ。

百聞は一見に如かずというわけで、いつものようにサンプル音源を録りました。
ジャズマスター→ Dream Mangler→POD HDのセッティングです。


トグルスイッチ(オシレーター、カオス、ノイズ)は切っての音源。
クリーン〜vfm~df~二つのファズをオン〜ジョイスティックの流れで演奏してます。
なんだ、この音的なw。


トグルスイッチ(オシレーター、カオス、ノイズ)を全てオンにしています。クリーン〜vfm~df~二つのファズをオン〜ジョイスティック〜トグルスイッチを切り替えながらのジョイスティックの流れで演奏しています。ズゴゴ〜、ピッー!!!
とぶっとい光線のような音が出ています、、。

いかがでしょうか?いやあ気持ちよく突き抜けたエフェクターだと思います。
ただ、DeviEverというメーカーが凄いのはビルダーのdevi女史が以前は男だったとか、何か宣伝用のVに出てる彼女が意外に奇麗で羨ましかったりであるとか、、、、。

ってそうではなくて、実は最初の音を聴いて頂ければわかるように飛び道具としてだけでなく、特徴的な音のするファズとしても扱える点にあります。

と言っても汚し系のマニアックな音ではあるのですが音程がわかるギリギリのところで鳴ってくれるので使いやすい汚い音という唯一無二の存在感があるわけなんですね。
コイツには。

そして、ジョイスティックを操れば、このファズそのものが楽器のように吠えるというファズ好き向きのぶっ飛んだバランス感がいいんです。

褒め言葉になっているか微妙な文面になりましたがコレは褒め言葉です。



多分私が思うにケヴィンさんはYou made me realizeのノイズパートで使われておられるのでしょう。



 ズゴゴゴ〜っというノイズが好きなあなたにお薦めなDeviEver Dream Manglerでした。

廃盤なのが玉にキズですが見かけたら試奏してみると今まで見れなかった別の世界に行けるかもしれません(笑)。

次はそんなDeviEverの代表2機種をレビューしたいと思います。
また覗いてみて下さい。

swimwell 押山
 

2013年1月11日金曜日

2013年 今年もよろしくお願いします。






というわけで新年最初の記事です。
12月は色々バタバタのガタガタになってしまい、記事が書けずにいました、、、。

さて、今回は新年早々とんでもなくhi-rockさん達との阿呆なBigmuff集まりがありまして、




こんな感じで大量の歴代マフを並べ、爆音と轟音を出し続けるだけの新年会をしました。

これが私のマフコレクションで

これがhi-rockさんのコレクション
ラムズヘッド(しかも時期違い)が3台なんて楽器店でも中々お目にかかれません。

最後はギターも繋げずにマフだけで演奏するという暴挙に出ました。


意外と激しく重い轟音が出て来ることが判明しました。
目には目を。ビッグマフにはビッグマフを。
ついでに一緒に入っていた仲間にもマフだけで演奏してもらいました。





どうやっても轟音再生機になる素敵で無敵なエフェクターがBig muffであります。
Sunn o)))に負けまいと爆音を出し続ける奇妙な新年会。

しかし、この轟音が我々に明日への活力を与え、未来へと前進させる力を宿してくれるのです。きっと。

そんなわけで次回は現代の爆音、轟音を語る上で避けられないとあるメーカーのファズを
レビューして行きたいと思います。

ヒントは男の人だったけど女性に変身した人がビルダーの会社です。

次回もお楽しみに!(してくれたら嬉しいです。)

P.S あとバンドとは別にソロでビッグマフの歌をつくっています。
  出来たら公開するのでよかったら聴いて下さい。

swimwell 押山