2013年4月28日日曜日

YAMAHA magic stomp






こんばんは。

非常に気持ちの良い気候になってきましたね。花粉も落ち着き、これからワクワクするような日々が待っていることを期待したいものですね、、。

そんな私をワクワクさせてくれる素晴らしいエフェクターがこのYAMAHAのmagic stompなのです。

このエフェクターが発売されたのはかれこれ約10年前、発売時はYAMAHAも力を入れていたみたいで、当時マリリン・マンソンにいたJohn 5やらアラン・ホールズワースがパッチを公開していました。

実際にアラン・ホールズワースなんかはライブで使っていたらしいです。
しかも6台(笑)。





エフェクターそのものも当時のヤマハのラックエフェクターに搭載されていたDSPがそのまま使われているということで高性能なモデリング機能や多機能を売りにしていましたが、見た目がクソダサイ上に使いずらいことこの上ない操作性や若干大きい個体の性で全く売れずに投げ売り状態になっていました。

いや、多分当時売れなかったのは見た目が9割ではないかと睨んでいます。
ほら人も見た目が9割とか言われますしね。

あと欠点がめちゃくちゃ多いんです。
2008年くらいに再評価の時期があって

http://powerless.cocolog-nifty.com/alcoholic/2008/04/yamaha_magicsto_1c06.html

http://rollinfuji.exblog.jp/7097654/ 

http://chakey.hida-ch.com/e258265.html

でかなり詳しく紹介されているんですが

・歪みが酷い。
・音色の切り替えで音が途切れる
・パソコンでエディットしないとパラメータが満足にいじれない
・しかもmacじゃ動かないぜ!


そんな調子なので定価がたしか2万円台だったのにも関わらず1年かからないくらいで最終的に6980円とかで売られていました。で、その時に高校生だったんですが楽器屋のお兄さんに「コレはお買い得で音が本当によいです。特に空間系。私は3台持ってます。」と言われて、お年玉で買って以来ずっと愛用しているのがコイツです。



このmagic stompは若干時代が早過ぎた感じもありまして、最近流行って来ているLine6のMシリーズやZOOMのMSシリーズのような色々な音色を扱えるコンパクトエフェクターなコンセプトで発売されていた初めてのエフェクターだったように思います。















残念ながら、そのひどいけど何か可愛らしい ルックスと若干デカイ個体に凄まじく酷いユーザビリティで完全に無視された状態でしたが(YAMAHAのエフェクターってこんなのばっ(ry、、)YAMAHAがこのジャンルの先駆けになってもおかしくなかったポテンシャルがあったエフェクターだったと私は思うのです。







その理由は空関系の素晴らしさです。
変態系のエフェクトもふんだんに入っていてそれはそれで面白いのですがマイブラオタクには必須のリバースゲートが素晴らしいんです。

これだけの為に買ってもいい程にマイブラしている音です。
気持ちよく音が広がって、うねるリバースリバーブはこの機種独特の味わいです。


あとリバーブの音は全般的に素晴らしく、今でも通用する音質だなと個人的には思います。
揺れものも中々です。

音切れの問題があるのでライブではそんなに使いませんがレコーディングでよく使っています。



そんなmagic stomp今では名器とも言われていてコーネリアスの小山田圭吾も使用しているとかいないとか。


現在、当然のように廃盤で若干プレミアもついているようですが、本当に使うのが面倒なので上にあげたブログさんにリンクして使い方を熟知orじゃあイラねの選択をしたほうがよいかもしれないですね。



報告です。
前回のビッグマフの歌が多くの方に聴いて頂けたみたいで嬉しい限りです。


ありがとうございます(涙)。

本当に嬉しいです。
10年間地道に宅録していた甲斐がありました。
このブログやツイッターを通じて見て頂いた方に感謝です。


この気持ちの良い気候で迎えるGWですが私はあえて引き蘢り、新しい音源を仕上げて公開したいなとか思っていたりします。

またブログでも告知するのでよかったらお付き合い下さい!
次回は音楽レビューをがっつりとしたいと思います。

押山

2013年4月18日木曜日

BEHRINGER SF300 と BIG MUFF のうた






こんばんは!

JMIとか絶対に新品じゃ買う気のしないファズを紹介して来ましたが、今日は違います。

そう、安エフェクターというジャンルをつくりあげた元祖と言っても過言ではない、

BEHRINGER  SF300

こいつを紹介します。この機種は様々なところで評判になっているようにベリンガーなめんな、コラッ!!

というくらい気合いの入ったノイズを奏でてくれます。   

鳴りもするとのことでしたが自分のものでは上手く出なかったのは何故だろう、、。

いや、しかし現在音屋さんで2000円程でこの強烈なノイズが手に入るというのは破格です。でもってブーストモードが使えます。ごく普通に。

BoostモードでGAINをがっつり上げた時の毛羽立った音も個人的には好きです。

気になったらCDを我慢して購入してみると面白いエフェクターです。

安すぎるため逆に誰も売らないので中古はなかなか見ないですねえ。

サンプルはFuzz1 → Fuzz2 → boost の順番で録音してます。
セッティングは全てフルです。ボリュームだけ調整してます。


  

そんでもって今日はもう一つ報告が。遂に、遂に、完成しました!!
といっても別に誰に頼まれたわけでもなく、自分でやってただけなんですが(汗
 
http://swimwelltheband.blogspot.jp/2012/09/electro-harmonix-big-muff-pi-1st.html    

↑こんな記事を書いている時にふと「ビッグマフのうた」でもつくろうかな〜とふと思いましてですね、、。

バンドとは別に地道に一人で曲をつくって音を重ねて、映像を撮って、完成しました、、。




 http://www.nicovideo.jp/watch/sm20642852
(ニコニコ動画にも上げてみました。)

(他にもソロでつくった曲があります。)

ブログで紹介しているエフェクターをふんだんに使い、つくってみた曲達です。
もし、よかったら聴いてみて下さい!

近いうちに音源もダウンロードもできるようにする予定です。
(需要はあるのか!?)

次はエフェクターからちょっと離れて、インディーロックの話題でも記事にしようかなと思います。最早、バンドブログじゃないですね、コレw。

でもバンドもしっかり動いています。実は。

swimwell 押山



2013年4月14日日曜日

Ibanez CS-9 Stereo Chorus






今回はこのIbanez CS-9 Stereo Chorusを紹介します。

コイツはもう、あれですね、ええ、UKロックが好きな人ならばピンと来ているでしょう。
去年の再結成〜フジロック出演で日本を賑わせた(そんでもって今年のソニマニ出演+Elephant stoneと新曲をやる気配ないけどライブを続けている為に若干ファンを盛り下げた)  The Stone Rosesのギタリスト、ジョン・スクワイアが1st時に愛用していたのがこのIbanez CS-9なわけです。


この曲はこのIbanez CS-9なくしては成り立たないといっても過言ではないでしょう。
てなわけで購入してみたわけです。

当時のジョン・スクワイアはこのコーラスにボスのフェイザー、ファズフェイスにts-9を使いサウンドをつくっていたそうです。

今はBoogieのローンスターを使ってますね。エフェクターはちょっとわからないのですが多分ブティック系で固めてるんじゃないでしょうか(再結成でお金持ちだしね)

出音なんですがまさにローゼズの1stのキラキラした音のイメージのままです。
非常に爽やかで奇麗な音のコーラスです。キラキラサウンドです。

近いうちにレビューするつもりのAnalog manのコーラスやSmall cloneに比べて太さやエグさはないですが高域がシャリンと奇麗に鳴り、上品にモジュレーションがかかった暖かい音はこの機種独自のものだと思います。

アルペジオとコードと単音でサンプルを録ってみました。
急いで録ったためド下手ですが、、。否、急がなくて(ry

 アルペジオです。


コードと単音です。



こいつにTS系のODがあれば気分はもうジョン・スクワイア、スパイクアイランドでうつむきながらグレッチを弾き倒している気分になれる素敵なエフェクターだと思います。

ローゼズ云々抜きしても、空間系好きな人には堪らない中々絶妙な効きをします。
でも現在廃盤らしいです、、。
いいエフェクターなんで中古で見つけたら是非弾いてみて下さい。



2013年4月9日火曜日

JMI Tone bender mk2


今回も クソみたいに高い JMIのトーンベンダーを紹介しますよ!

このJMI Tone bender mk2はジミー・ペイジが愛用していたことで有名なファズ(あの素晴らしいギター馬鹿の為の映画であるGET LOUDでもペイジ先生が直々に紹介していましたな。)を当時の仕様にできる限り忠実に再現したものです。


このロック史上の有名なギターソロベスト10とかあったら間違いなく入りそうな「胸いっぱいの愛を」のゲートが強くて、サスティンが長い音がこのファズの特徴です。



Tone bender mk2は時期によってトランジスタにばらつきがあったりするのですが自分のはOC75×3です。

で、出音なんですが前述したように、ゲートが強く、鼻にかかったような音と長いサスティンが特徴です。高音部分で弾くと若干オクターブファズにも近いようなニュアンスの音も出ます。

70年代ロックのギターソロって感じの古き良き音のファズという感じですね。
シングルノートで弾くと気持ちがよいです。

クリーンにかけてもいいのですが、若干歪ませたクランチ気味の音に合わせて使うと、より音が太く、また気持ちのよい倍音が加わる感じになり楽しく弾けます。

さらっと弾いてみました。 レスポールにハイワットのシミュレーターとトーンベンダーで弾いています。(もの凄くへ(ry)


誰が弾いてもペイジ先生っぽくなり、上手い人なら本物に近く聴こえてしまうであろうファズです。


あとゲルマのファズにはよくいわれることですがコイツも冬は調子が悪く、ゲートのみが強くかかる残念な音になってました。


今は暖かくなってファズを弾くのにはうってつけの季節になりました。

時間ができたらスタジオでファズとマーシャルで爆音を鳴らすのも中々いいものですよ。

耳には気をつけて爆音を楽しみたい今日このごろでした。

swimwell 押山
 


2013年4月6日土曜日

JMI Tone bender mk1 & JMI Treble booster






こんばんは!

いやあ、、。

本当に、、。

久しぶりの更新になりました。

この記事から私は心を入れ替えて、ブログを更新します。

更新していない間に7万アクセスを越えていました。
ありがとうございます。


というわけで今回は英国の誇るヴィンテージファズを設計、制作者であるゲイリー・ハーストさんの監修の元、ハンドメイドで復刻し続けているJMI(http://www.jmiamplification.com/) の二つのファズを紹介します。

いわずもがなの有名なファズですね。いわゆるトーンベンダーというやつの元祖とトレブルブースターの方はレンジマスターという70年代のロックで頻繁に使われていたブースターをトーンベンダーの個体にいれたというエフェクターです。


この組み合わせをみて、あ!と思った方もいると思います(いないだろ)。
そう、実際にはJMIではないんですけど、最近のJマスキス仙人のファズがおなじみのラムズヘッドからBuilt to Spillのジム・ロス制作のトーンベンダーmk1とレンジマスターなブースターに変わっていたのです。

がびーん!!

つうかラムズはもうライブでしか使ってないとインタビューでもハッキリ言ってました。

ええ。なんか、こう心に穴の空いた気分になりましたよね、その時は、ええ。



てなわけでどんなもんかな〜と手にしてみたわけです。

 ◎Tone bender mk1


説明不要なくらい有名なもので、主な使用ギタリストといえば、今新作のうざい宣伝で巷を(というかYoutube)賑わすデイヴィット・ボウイのジギー・スターダスト時代の相棒のミック・ロンソンですかね。





音の方はこれが意外に扱いやすくてビックリしました。
ディストーションファズって程でもないのですが暴れ馬なfuzz probeやらラムズヘッドの初期ものに比べると、とてもまとまっていて気持ちのいい歪み方をします。

一番の特徴はなんといっても、サスティンの長さ。
ビッグマフだと暴れながら音が伸びる感じですが、このトーンベンダーは適度な音の毛羽立ちでもって丸く気持ち良くサスティンが伸びて行きます。

特にシングルノートではその特徴が顕著にでます。

コードでもビッグマフの音の壁とはまた違う味わい深い歪み方で気持ちよく弾き続けられます。たまらんです。

JMI製品は気持ちの良い音をはずさないので、そこは高いだけあるなあと思います。





◎Treble booster





というわけでこれはレンジマスターをトーンベンダーの個体にいれたやつなんで実質レンジマスターです。オリジナルはこれ。



レンジマスターをつかっていたギタリストはたくさんいて、代表的なところではT.rexのマーク・ボラン、あとトニー・アイオミやらブライアン・メイやらなんだらかんだら、70年代のロックな人たちには必須アイテムなものだったみたいです。



で、音なんですがトレブルブースターなんで当たり前なんですが高域がグッと持ち上がり、音も12時を越えるとクランチ程度に歪みだして来ます。

この高域の持ち上がり方が独特でシャーシャーと鳴る感じではなくて、太い音で高域が持ち上がって来る感じで3時辺りのノブ設定でのクランチトーンが非常に気持ちがいいです。

この設定だとプリアンプ的にも使えますね。

ブースターとしてはマフやベンダー等のファズのブースターとして用いるとググッと音が一段階前に出てきてたまりません。クリーンブースターとはまた違う味のある音が出ます。

あと中身を見ると色んな意味で後悔するのでおすすめしません。
これ原価いく(ry

 


いや、この音に価値があるのでしょう。ちなみにこのブースターを基にしたAnalogmanのBeano boostなんかも評判いいみたいです。





でもって二つを使って音を録りました。
クリーン→トーンベンダーon→トレブルブースターon
シングルノートのところは トーンベンダーon→トレブルブースターonの順で弾いています。

気分だけJ仙人ですがミスタ(ry
なのですが、なんか凄く気持ちの良い音が出るんですね、この組み合わせ。
特にシングルノートではベンダーのサスティンを保ったまま、高域が持ち上がって音の輪郭がハッキリするので弾くのが楽しいです。


さてさて今後は記事の内容をエフェクター以外にも広げつつ定期的に更新して行ける様にして行きますのでよろしくお願いします。

Sea of musicですしねえ。
音楽以外のネタでも更新するかもしれないです。

もう放置しませんw!!
のでよかったら、また覗いてみて下さいな。

swimwell 押山