2012年5月29日火曜日

electro-harmonix Tall font Russian big muff pi

ドゥーミーこんばんは。
今回は予告通りのマフさんをレビューします。

最近ではレナンドカフhttp://shop.plaza.rakuten.co.jp/ninevolt/diary/detail/201103140001/でもコピーされ、機材をパクられる前のsonic youthのサーストンさんも愛用していたっぽいビッグマフのロシア産の初期、通称(?)地雷マフです。

何故に購入に走ったかというとhirockさんとのセッション時にその超絶な低音に魅かれ、安かったら欲しいなあという病気が発生し、レナンド買うより安けりゃ良いやと入札してたら落っこちていたというやつです。

しかし、買ってからビックリ。コイツはいいです。
なにがいいって、やっぱりセッションの時も思いましたが馬鹿げた低音が最高です。

ブモー、ブゴーっと腹に響く低音が轟きます。
鳴るというより、轟くんですね。

で、まあ現在のBass big muffの基になってますし、この低音を求めて欲しがる方もいますから、ここまでは予想通りと言えばそうなんですが、トーンを上げた音も意外に使えるといいますか、非常にスムーズながらも適度にバリつく絶妙な音色が表れます。

でサスティンは阿呆なほど伸びます。ビッグマフ系共通ですがコイツは低音が常にまとわりつくのでそこが独特の持ち味で心地よいんですね。たまんねえです。

と、まあ百聞は一見にしかずというわけで音録りました。
一発録りなのでミスはお許しを、、。あくまで参考程度ということで、、。




セッティングはフェンダーのジャズマスターのリーラナルドモデル→ロシアンマフ→pod HD(hiwattのシミュレーター)→ オーディオインターフェイス(tc electronic)です。

でツマミはディストーションは全開(コレは基本ですね、多分)。
ボリュームは適宜(たしかちょっと音が大きくなるくらいなので12時周辺)
トーンと音色は最初はクリーン→9時→12時→全開→9時(ちょっとだけ)→ゼロ →クリーンです。トーン0時のドゥーミーな感じはたまりません。

ズズーンとやなこともまとめて沈める程の低音です。

録音はラインですがPOD HDは凄い奴です。こいつは生だ。という音で録音可能です。
はっ!PODのレビューじゃない!でもHDいいですよ。

下手にモデルが多くない分扱いやすく、マイクプリにもなりますし、マイクのセッティングのシミュレートも秀逸です。

買って録音した時にマイク録りには適わんだろうと思っていた宅録オタクの私は若干へこんだほどです、、。いやあ、便利、便利。XT辺りまでに感じた薄さもないですし、なんといってもエフェクターかましてもリアルに鳴るので本当重宝してます。

というわけで今日はロシアンでしたが、まだまだ行きますよ、ええ。
コピー品も含めてがっつりと野菜マシマシな感じで。

でもあんまりバンドでマフは使っていなかったりします。
マフは趣味ですね、私の。ええ。

swimwell 押山

2012年5月23日水曜日

MOOER Ana Echo


こんばんは!

予定よりも更新が遅れました、、。しかもエフェクターの名前間違えたよ、、。

やってしまったよ、、。オーマイゴッド!!!

てなわけで最近市場を賑わす中華エフェクターの中でパクリっぽくないペダルをつくっている企業(まぁベリ◯ガーをパクるという神業してますけどねw。)MOOERのミニペダルシリーズのアナログディレイの紹介です。

単刀直入にいいますとコイツは使えます。
サイズも小さいですし、音が太いです。値段を考えると恐るべきコストパフォーマンスです。

実際に最近買った新製品のディレイの中でもかなりの出来だと思います。
出音としてはDM-2と比べるとやや硬いもののアナログディレイらしい太いリピート音で帰ってきます。感触としてはメモリーボーイの音と近いでしょうか。

で、あれよりも音が太めで男らしい感じですね。その分、AD-9のkeeleyモディファイやmaxonのきらびやかさはないですが、でもアナログらしい感触の質感があります。

でもコイツでぶっ飛んだのは普通の使い方での音の良さもさることながら発振がやたらに元気で凶暴だと言う点ですw。

恐ろしいくらいぶっとい音で発振します。もはやノイズマシーンの域です。
その音たるやkorgのmonotron delayに匹敵するくらいの勢い。

まぁ百聞は一見にしかずということで音を録りました。
ギターは恐ろしく適当に弾いたのでプレイはグダグダですw。

だって発振させたいのだもの!

では、どうぞ、、。



録音環境は1000円で買って改造したタウダー(笑)のストラト(ピックアップはCarvinのシングル型ハム)→ディレイ→ZTamp LunchboxでZoomのH4nで録音後に軽く音量調整程度にミックスしました。

もうなんなんというくらいステキに発振してくれます。
噛み付くばかりの勢いでビックリで素敵なディレイです。
前半はクリーントーンに薄ーくディレイで中盤が発振、後半が深めにディレイをかけたセッティングですが、どれも中々クオリティが高いサウンドです。

欠点と言えば調子こいてツマミを上げるとすぐに発振したがるところでしょうかw。
でも長所でもあるので私は大好きです。今は少し値段が上がっていますが、それでも信じられない爆安価格かつデザイン的にも箱と色とフォントが奇麗にまとまっていて、JOYO様よりもクオリティが高いと思うんです。

このサイズで様々な歪みやリバーブなんかも展開しているのでいつかは手を出してみたくなります。このシリーズは今8000円くらいでしょうか。たしか。

今までのデジタルディレイに飽きた人は試してみる価値のあるいいエフェクターです。
ぜひ一度この発振の気持ち良さを味わって欲しいです。

次の更新からはついにマフ系をガツガツレビューします。
らーめん二郎なみにがっつりいきます。



swimwell 押山

2012年5月19日土曜日

裸のラリーズ

こんにちは!
ファズの買いすぎで大変なことになっていますswimwellの押山です。
でもいいんです。俺の稼いだ金じゃー!と開き直っていますw。

財形貯蓄とレコード集めとギター関係とクレジット払いで毎月ひーひーです。

手元にお金がないんだぜ!(キリッ


良い子の皆はこんな大人にならないように気を付けてね!

でも今日は良い子の皆の為に日本の伝説的な素晴らしいバンドを紹介するよ!

「 裸のラリーズ 」というバンドです!

このバンドは全世界的に見ても、かなり早い段階でポップミュージックにフィードバックとディレイの嵐を被せて演奏していた凄いバンドなんです。

時は遡ること40年くらい前、1970年代に水谷さんという方を中心に(というか時期によってメンバーは水谷さん以外は流動的なので実質ソロプロジェクトのようなものでしょう。)このバンドは生まれました。
多分ブルーチアーやヴェルヴェットアンダーグラウンドの影響からでしょうか、それを過激に発展させて、ギターにファズをつなげて馬鹿みたいな音量で演奏して、呟くように唄い、さらに唄にディレイをかけるという2010年代の今でも、え!?と思うような人がたくさんいるような手法で音楽を奏でてていたバンドです。



この時期の日本のバンドは海外のマニアの間でも非常に評判が高く、過去にインタビューでマイブラのケヴィンさんや面白いところでは元システム・オブ・ア・ダウン、現Scars on Broadwayのダロンさんも、その音楽性の素晴らしさに感銘を受けているという発言があるほど後世になって評価を得た希有なバンドです。

実際に現在も再発が行われているのは日本ではなく海外が多く、様々なレーベルから多くのレコード、CDが出ています。

日本でも熱狂的なファンが多く、私もこのバンドのことを知りたいと思ったときにThe Last One さんというサイトがとにかく詳細にラリーズについて書いていらっしゃったので熱心に見ていたことを思い出します。私の簡潔な説明より詳しく知りたい人はこのサイトに行ってみて下さい。今はブログ形式で新しい音楽についてもレビューされていますがオルタナ/サイケ/ドローン/ノイズという単語に反応する人にピッタリの音を取り上げられていますので是非行ってみて下さい。

この頃の日本のバンドは本当に海外の音楽をダイレクトに受けつつ、日本的な解釈でレベルの高いことをやっていた人たちが多かった様に思います(まぁ今話に出るという時点で当時もかなり上のレベルでやっていて、埋もれていったバンドと違うということなんだと思いますが。)現在も激しいライブとその思想や音楽知識で有名な灰野さんも、キャリアを始めたのは、このラリーズと同じ時期です。


自分の師匠もそうなんですが寺内タケシさん(ギターインストの神)等、60年代〜70年代からキャリアを持ってる、または持っていた人は今のように情報や機材がなかったのもあるのですがインタビューなどでギターや音の本質に触れて音楽に向き合っている感じが凄くあるなと感じます。

今は機材もありふれ、簡単にぱっと聴くとよい音が出せます。
でもそれでは芯のところには触れられないのです。灰野さんがインタビューで「まずは生でギターを弾いて、その倍音を感じて、どう音が歪むのかがわかってからファズをつかうべき」と言っていたのは本当にその通りだと、今、自分もギターを弾いていて痛感します。

で、この裸のラリーズも倍音、生音関係ないだろくらいにピーガーしているのですが、その辺りをわかっての爆音、轟音だから今でも伝説なんだと思います。

バンドの存在自体もミステリアスで掴みどころがないのもその一因だと思います。なのでハマると抜け出せないのですねえw。

では、そろそろ、伝説のバンドのラリーズの音を聴いてみましょう。

これは解説ですがこのコメントからもかなり異端なバンドであったことが伺えます。


どうですか?異端な香りがバリバリですねw。

でもよく聴くとコード進行やメロディは当時の日本のフォークやロックのスタンダードに沿っていて、奇麗なんです。暗いですが。

で、初めて聴いた高校生の時はシューゲイザーど真ん中だったのでそれはそれはビックリでした。

日本でこんなに早くシューゲっぽいことが行われていたなんて!

ジザメリより遥かに早いじゃないか!と。


で、実際にラリーズを聴き込むつれ、ジャン・コクトー(詩人)に影響を受けたと言われる詩やメロディの魅力や轟音でない音源の儚い感じも好きになり、本当に凄いバンドがいたのだと日本も凄いなとおもうでした。詩に関してはあまり詳しくない(コクトーとかイェイツとかキーツあと画家のクレーの詩集くらいしか読んでないんですね、、。もっと掘りたいです。)のですが、そんな自分でも興味をひかれる魅力ある歌詞です。

で、それと同時に思ったのは批判的な見方かもしれないのですが、最近の日本のバンドが面白くないなと感じるのは(いいバンド、好きなバンドも山程いますが某ロ◯ノンJAPAN系の人たちはあんまりなんです、、。)日本のバンドに影響を受ける。そのバンドに憧れて音楽をやる。で止まってる人が多く、またその人達の方が商業的にはわかりやすいが故に動員やCDも売れる、で有名になってハコ(ライブハウス)をおさえられるという構造が根付いてしまったのが一因かなと感じます。

当時の人たちは情報が少なかったこともあってでしょうが、範囲は狭くても深く音楽を聴いていたことがレコード屋さんの店長さんや私の師匠や灰野さんのインタビューでも伺えます。どんどん掘り下げていって自分の音に辿り着いているのです。

でもたまーに先入観はよくないと思い、ロ◯ノンJAPANとかも読むのですが、残念ながらそこまで深く掘り下げた上でこだわりを持っていると感じられるバンドは見つかりませんでした。(当然、音も聴きました。)

なにも音楽に限ってではありません。昨日warsawでくだを巻いた時にも話してしまったのですが表面的なものをかすめとっただけで自分のものとしてしまっているバンドや自称音楽家がやっぱりいます。そんな人がいてもいいですし、考え方は人それぞれですが、やるんだったら台湾の透明雑誌くらい愛を感じるくらいの直球な拘りでやりなさいよ!と言いたくなります。


楽しみ方はそれぞれで好きにやればいいのですが、売れなくても、なんでもいいから拘りや思想、生き方の深さが表れる音を奏でるバンドにもっとスポットが当たって欲しいなと切に願います。(なんでS◯◯ai ◯o ◯w◯riとかが武道館なんだよと思うのですw。)

monoというバンドが日本にいますが彼らは日本よりも海外の方がCDも売れているらしいです。日本人は日本にこんなに素晴らしいバンドがいるのに見ていないのです。



これは勿体無いですし、仮にこのくらいの素晴らしい音楽性があったとして海外に行ってやってみようという覚悟や資金がないために消えるバンドも多かったと思うのです。
実際対バンしていてもこのバンド無名だけど凄いぞ!という人たちがたくさんいます。

で、たまーにイベントとかで観るバンドで何でこいつらプロっぽくふるまってんの?
ってバンドが多いです。

その資金や覚悟がない時点で仕方がないだろうという意見も至極当然ですが、彼らにほんの少し今よりスポットが当たれば、資金や覚悟もできたんではというバンドもあるかななんて感じます。

音楽やアートを好きな人はその好きなことを絶対に掘り下げた方がいいです。ジャック・ホワイトも言っていました。

本当に色んなことが学べ、体に染み込んできます。
これは間違いないです。人間を深くしてくれます。

swimwellという自分がいるバンドはその辺りもしっかりこだわりつつ、やる側も観る側も楽しいバンドになっていきたいなと思っています。

幸いメンバーに本当に恵まれています。本当活動が楽しいですw。
まだまだ準備段階ですがいつかはしっかりとした形で姿を見せられるバンドになりたいなと思っております。

と今日はそんなお話でした。ちなみに今日ラリーズのことを書いたのは現在Phoenixというレーベルが素晴らしいリマスターで音源を再発していて、音質的にもくぐもってwミステリアスだったラリーズの姿がよく見える様になったからです。お薦めですよ。ついでにフラワートラベリンバンドのリマスターアナログ再発もいい感じだったので一緒に買っちゃえw!あ、リンク先は海外ですがamazonでも買えます。


http://www.theraremusicshop.com/phoenix-records-nproducts6curpage-2-6-c.asp


夜にはMOOERさんのana delayをようやくレビューする予定でいますw。

お楽しみに!

P.S
ブログのビューがとても伸びていて嬉しい限りです。
観て下さった方、本当にありがとうございます。

swimwell 押山


2012年5月8日火曜日

ひとりでできるもん!(G&H プラグ を使った ケーブル自作)

Who is Morrisssey?って、オイ(笑)!

アンサイクロペディアのあの人を思い出して爆笑してしまいましたよ、ええw。


どうも、こんばんは!皆さん色々考えすぎじゃないのかなあ、、。

俺も病気したから人のこと言えないけどみたいな感じdeath。

はっ!仕事の愚痴ブログじゃない!!何をやってるんだ、俺!!

とりあえずモリ様のライブはニューヨーク・ドールズの映像を爆音で流し、鐘の音で入場してHow soon is now?等smithsナンバー連発&モリ様ソロベスト選曲のゴリ押しな内容でもう涙の最高のライブでした。

初日のstill ill

最終日の毎日が日曜日みたいだyo!(Every day is like Sunday)

 は本当に最高でした。総評としては良い具合にモリ様とバンドが暖まり、肩の力も抜け、若い人も比較的観に来ていた最終日がよかったですが一日目も最高でした。

スーツ率の高さとかスーツの人がstill illでダイブしていたりとかw。
リアルタイムな人は気合いが違いますなー。

最終日はラストのアンコール2曲は本気で泣きそうなくらい良い出来でモリ様も毎日日曜日の最後では日本との別れを惜しんでか、tearsという歌詞を加え、泣き真似、いや、本当に別れを惜しんで泣いてくれたのでしょう。
tearsと唄い、涙を拭くシーンもあり、本当によいライブを観れました。こりゃあ一生ものですわ。特に最終日。最高!!

はっ!!!また話が脱線しましたねw。いいんです。ビールで酔ってますから。
今日はケーブルは中学校の技術科の技術があればやれるんだということを証明するためにですね、ひとりでできるもん!と題しましてケーブルづくりのやり方を紹介します。



はい。じゃあまずは用意するものです。


・熱収縮チューブ
これはスミチューブ(写真のものがお薦めです。)がいいでしょう。使用するケーブルに合わせて太さを選びましょう。太すぎると収縮してもガバガバヘイ!になるのでお店の人にどれがいいか聞くといいでしょう。ビーバートザンの店員さんはとても親切丁寧です。

・ライター
安いのでいいです。熱収縮チューブを収縮させるのに最適です。でもやりすぎると焦げるので気をつけましょう。


・ケーブル(好みで選びましょう。お薦めはmogamiの2534かLava mini soar,Belden等。ただし2534は本来はマイクケーブルの4芯構造でギター用につくるのが馬鹿面倒なので最初はギター用のLaveかBeldenのケーブルで好みの音質になりそうなものを勘で選ぶと良いでしょう。レビューに惑わされてはいけません。あくまでも参考です←ということは惑わされていますなw。)



・プラグ(コネクター)
モノラルでストレートかL字かは使用用途で選びましょう。 会社はスイッチクラフトがよいと言われがちですが私はG&Hがお薦めというかそれ以外は認めません。というくらいG&Hがいいです。つくりやすさ、音質、品質、どれをとっても最高です。

・ハンダ
ケスター44程度のクオリティならば余程きちんと聴き比べしないとわかりませんが安すぎるオーディオ用ハンダはNGです。お薦めはGarret audioや秋葉原で購入出来るDayton audioの銀入りハンダです。使いやすく、音も良いです。ヴィンテージハンダは音が変わりますので博打感満載で何本かつくった後で手を出すのが正解でしょう。


・ニッパーかよく切れるハサミ
適当な長さにケーブルを切断するのに必要です。ちなみに自分はハサミ派です。

・ケーブルストリッパー
これはなるべくいいのを買うといいでしょう。私は百円ショップダ◯ソーで奮発して、420円のものを買いました。青いのがそれです。

・ケーブル固定台
正式名称は忘れましたがビーバートザンや東急ハンズで売っています。これがなくても大丈夫ですがあるともの凄くつくりやすいです。

・はんだごて、コテ台
百円ショップのものはダメです。マジです。これはhakkoのレッド(30w)が使いやすく、スペアのコテ先も手に入りやすいのでお薦めです(写真の赤いのがそれ)。コテ台も500円より上のものを選びましょう。安物買いの銭失いを体感するはめになってしまいます。あと中学校の技術で使ったものでも大丈夫です。大体hakko製の奴なはずです。

・ハンダ吸い取り線
楽器屋さんでも売っています。がホームセンターの日本製の方が遥かに使いやすいです。ちょっと値は張りますが500円もしないので後悔する前に(後悔経験済み)いいものを買いましょう。 吸い取り機でもいいですが使うのにコツがいるので僕は吸い取り線派です。が、つかわないように失敗しないようにするのが一番なのであえて買わずに臨むドMな感じでもいいと思います。


道具は揃いましたか?ピンセットなんかもあると非常に便利です。なくても問題ないですが。では早速つくりましょう。

ヘイ、ホー、レッツゴー!!


1.まずはケーブルを切断してストリッパーで筋をつけます。(周りのビニールをむくため)このときはアース線を切らないように優しくなでるように筋をつけて爪でむくといいでしょう。多分。

2.プラグを固定台に固定します。写真を参考にしてみて下さい。



3.ビニールが剥けたら(写真1)アース線をまとめて(写真2)芯線を覆っているビニールを口径の合う穴を選んでストリッパーで剥いて(写真3)のような状態にします。
で、大体半田ゴテも暖まってくるので、いよいよハンダ付けだバカヤロー!と新日本プロレスの矢野選手風に気合いを入れましょう。




怖いくらいの気合いですね。

4.でも、その前に熱収縮チューブとプラグの下の方をケーブルに入れておきましょう。
後でやってもうたとなります。(写真の様にしてみてください。)

5.でプラグのコネクター部分にケーブルをはめます。慣れる前は予備ハンダといって、ケーブルのところにあらかじめハンダを流し込んでおけば大変やりやすいです。わからなければ、ググレカスです。Let's Google!


6.この時に片側も準備しておくと良いでしょう。写真の感じで行けばOKです。


7.いよいよハンダづけです。慌てず、騒がずにゆっくりと力を入れず(ここがポイント)ハンダをつけたいところにハンダをあて、しばらくしたらハンダをつけて流し込みます。
ハンダが光ってつけば大成功です。ヒャッハーしてください。



 水はダメです。ハンダだー!と叫びましょう。


8.同じ要領でアース線(束ねた銅色の線)もさっきのコネクト部分とは違う長いスリーブと呼ばれる金属部分にハンダ付けしましょう。

 9.ハンダ付けができたら熱収縮チューブをスリーブに被せて、、。
  
 こんなことはしてはいけませんがライターを用意してチューブにファイヤー!!

こんな感じになればOKです!

10.で、プラグを組み立てれば完成です。
こうなります。まるで市販品ですね。(自画自賛するなよ)
というか誰でもこうなりますから安心してやってみましょう。

11.反対も同じ要領でやってみましょう。失敗したらハンダ吸い取り線をハンダをとりたいところにあてて、その上に半田ごてをつけて要らないハンダをとりましょう。面白い様に吸い込まれますがあんまりコテをつけ続けると臭い匂いが出て来て大変なので気を付けて下さい。

12.これで完成です!!

慣れれば15分もあれば楽勝でできます。(2534はちょっと時間かかりますが、、。)
買うよりは当然安上がりですし、ハンダ、プラグ、ケーブルの組み合わせで自分好みの音を追求出来ます。

なので自分はケーブルは断然自作派です。
よくパーツを購入するのはgarret audioさんです。http://www.garrettaudio.com/

ここはレビューも的確かつ価格も良心的で素晴らしいです。

たかがケーブルとあなどってはいけません。ピートコーニッシュさんはケーブルが一番大事だと言っていますし、実際自ら制作したケーブルを馬鹿高い値段で販売していますし、音はとにかく違います。下手にエフェクター買うよりも変化がありますし、エフェクターを多用する人程効果も実感出来ると思います。

買うのもいいですがこういう風に自分でつくると愛着も湧きますし、とにかく安さがいいですね。

しかもケーブルは意外と簡単に、それこそプラモデル感覚でつくれますので是非挑戦してみてはいかがでしょう?

実際に私は自分のつくったものの方がトラブルが少なく、気に入っています。
ただ、不思議なもので前記したピートコーニッシュのケーブルは基はべルデンでプラグも特別なものじゃないのですが音がやたらといいです。(高すぎるけどw)

そんなこともあるのでハンダづけやハンダに秘密があるものと睨んでます。

そんな楽しみもできるケーブルづくり。一度やってみてはいかがでしょう?
自分で音をつくるのは楽しいですよ。

swimwell 押山

2012年5月3日木曜日

人生にはギターが必要だ。


こんにちは!ローゼスの1stのアナログ聴きながら書いています。フジロック楽しみですね。見逃したら何か仕事復帰が出来なさそう。という気持ちがもうふつふつと沸き上りまくっております。


で,MOOERのペダルとかJOYOのレビューとかをやろうと思ってたのですが、雨で出かける予定がなくなったので一応私もswimwellというバンドでギターをやらせてもらっていたり、ジャムしたり、ビッグマフ会やプログレの会にも顔出したり、ジャムしたりしている(飛び入りで入ったジャムがジャズだったときは焦りました、、。ノイズでごまかしたぜ、、。フリーキーだねえと言われましたw。)ギタリストです。
(書いた大分後にジャムを二回繰り返しているのに気付きました。まぁそれだけジャムが好きなわけです。と思って頂ければ、、。)

そう何と言うか、一時期打ち込みやシンセにもハマっていたのですが、やっぱり自分にはギターでギターが一番体に合うというか自分の気持ちを表せるものなんです。

このブログを見ている方のほとんどはもうすでにご覧になっているかと思いますが、この映画 It Might  Get Loud  (Youtubeなんで消されちゃう可能性大ですが未見の人は下記のリンクで見てみてください。DVD借りたり、買ったりで高音質で楽しみたくなってしまいますよ。)http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=2y9KEtiQ8CM

 ↑これは予告編です。これだけでもワクワクします。

 

自分はギターに救われたというか、ギターのおかげでまともな精神状態を保っていたところが凄くあります。もちろん大学や今の仕事につながっている美術やデザインもそうなんですが、やっぱり心の救いはギターですし、それは今後も変わらないと思います。

でこの後は、かなりパーソナルな話になるので読みたい方は読んで頂ければと思います。

自分がギターを始めたのは13歳の時、きっかけは家の物置に誇りを被ったヤマハのフォークギターが置いてあったことと、その時にちょうどミッシェル・ガン・エレファントや初期スーパーカー、スピッツ等の邦楽やそれを借りた時に父親が借りていたディープ・パープルのCDを聴いていたこと。

そしてその時に柔道を教えてくれていた大学生が音楽好きでグリーンデイとニルヴァーナとガンズを貸してくれて、よく音楽を聴いていたのが動機で自分も弾いてみたいと思うようになり、そのギターを弾いていました(弾くというより触っていましたw)

で、お小遣いを貯めて、ギターカタログをワクワクしながら読み、お年玉を持って正月セールでエピフォンのレスポールカスタム(今は手元にないですが)とマーシャルのG10mk2を購入したら親がヤバいと思ったらしく、近くに元プロギタリストの方を発見し、その人にギターを習い本格的に始めました。ちなみにその人は今でも師匠でよく遊びに行っています。

で、救われたというのが当時、自分は色々と(今でもか)コンプレックスを抱えていました。柔道はできたんですがやっぱり強いところとやると勝てないとか(柔道部なかったんで仕方ないのですが)大好きなバスケも正直に言って上手くなく、運動音痴は全開でしたw。練習をいくらしても適わない方が先に来てしまうことが多く、思春期も手伝いw、中々ヘビーな状態が大学3年辺りまで続いたでしょうか。

でもギターは何故か出来たんですね、憧れていたリフやソロを弾くことが。
上手い具合に憧れてたものがパンクだったり、サティスファクションのリフだったり、スモーク・オン・ザ・ウォーターだったり、ハイウェイスターの4連フレーズだったりとそこまで難易度が高くなかったのもあったんですが弾けたんです。









これは自分にとっては生まれて初めての体験でした。
「自分の思ったことがやりたいことができる!」とここまで心がワクワクしたのは人生で初めてだったと思います。

で高校では最初はバスケ部でしたが限界を感じたのと膝を壊したのが重なり、結局軽音楽部とサークルみたいな(笑)柔道部を掛け持って青春時代を過ごし、そのまま今もバンドを続けています。(あ、柔道も続けてますw。得意技は腕ひしぎ十字ですw。)

そんな私ですから、やっぱりどんなジャンルでもギターを切り離せないのですねw。
大学でアート&メディアテクノロジーの授業でもギターを無理矢理使いましたしw、今でも授業ではギターは欠かせないアイテムですw。

で自分にはひとえに師匠のおかげですがギタリストという意識というか自負があります。
だから打ち込みの時の鍵盤とかには違和感を感じますし、なんとかギターでやれないかなあと思うことが多々あります。

でエフェクターにハマっていくわけですw。

エフェクターは自分にとって新しい扉を開いてくれるような存在でした。
初めて買ったBOSSのDS-1からずっとそうです。

それから今、自分はギターという楽器にこだわり、「え、それシンセでよくない?」的なものとかその他様々な音色や、音の可能性をギターをあえて使うことに限定して、こだわって追求したいと思っています。

その方が純粋に楽しいし、なんというか見たり、聴いたりしてくれている方にもダイレクトに伝えたいものや聴かせたいものが伝わる気がするんですね。

ええ、まあ単純にギター馬鹿なわけですw。
しかしながらギターのおかげで人とつながれたりするんですね。

前記したジャムもそうですが職場でも若い時にギターやってたんですよー。何が好きなんですかと話しかけてきてくれるお父さんやレッチリのリフにアンコールするお母さんがいましたw。仕事だけではないつながりが生まれて何か凄く嬉しい気持ちになるんですね。

こんな歴史をたどってきたからギターにこだわりたい自分がいて、ギターそのものにも思いがあるんだと思います。本当に大好きです。ギター。ライブで投げても壊れないしw。

最近は弾くとはなんぞやと考えつつスケールの知識を増やしています。
仕事の合間を見ながらですが結構弾けます。朝早い仕事に就けたのはラッキーでした。
夜は意外に長いのだ。

自分とギターは多分一生切っても切れない縁ができていると思いますし、そのことも嬉しいです。ギターは私の夢の船。色んなものをのせて音を出してくれる相棒です。

一日に一回は触らないと気が済みませんw。

でもこんなことに出会えたのはきっといいことなんだと思います。
人生は大変なことも多いけど楽しいこともたくさんあることを毎日ギターから教えてもらってる気がしています。そして純粋な気持ちを呼び起こさせてくれます。映画 Get Loudでは出ている三人のギタリスト(ジャック・ホワイト、エッジ、ジミー・ペイジ)が出会う時に年齢も活躍した年代もタイプも違うギタリストなのに笑顔でまるで少年のような顔でギターについて語り、弾くシーンがたくさんあります。

この映画のキャッチコピー「人生にはギターが必要だ。」

今、まさにそれを地でいってるわけですがw。マーシャル好きな郵便局員の方が夢を叶えてつくったマーシャルミュージアムhttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120503-OYT1T00126.htm?from=twの例もありますし、大好きなバンドに近づけるよう、いつかは共演できるようにメンバーの一人として地道に頑張って行きたいと思っています。

ギターって本当いいもんです。

swimwell 押山