2012年7月25日水曜日

林クラフト ( hayashi craft ) Distortion FX20 OLDFOX


こんばんは!今回は林クラフト ( hayashi craft) OLDFOXを紹介します。
ハッキリ言います。衝動買いです。なんか売らんとなー。

インターネットでの評判やビルダーさんの自信満々の紹介http://park23.wakwak.com/~hayashicraft/fx-sales.htmlで気になっていましたが、そりゃ自信持つわ。この音なら、、。

という音でした。凄いです。エフェクターでここまで感動したのは久しぶりです。
出音は一言でいうとオールドマーシャルの音です。これだよ、これがマーシャルなのさ!的なロックな音です。が、エフェクターとしても完成度が高いなあと思えたのがこれの凄いところ。以下挙げていきます。

・つくれる音の幅が広い。
マーシャルと言っても色々あります。オールドといっても様々です。ですが、このOLDFOXはマーシャルの音にスポットを当てつつ、様々な状態のマーシャルの音がつくれるように設計されていました。まず、ゲイン。クリーンからクランチ、歪みまで自由に行き来できます。次にbassとtrebleのノブ。これも非常に効きがよく、かつデッドポイントがないので各自で好きな音を追い込めます。まるで良質のアンプのノブをいじってるかのようです。次にfat/tightの切り替えスイッチ。派手すぎずに絶妙に音色の切り替えができます。自分はtightの方が好みでしたが、fatも良い意味でブーミーな感じがあってどちらもいいです。

・適度な出力
同じマーシャルシミュレーション系で今まで私はbox of rockを使っていましたが、音が若干太すぎて(高域が出なくて)抜けないことが悩みで、さらにいうと出力が馬鹿でかいのでノブがちょっとズレた時にやたら音が大きくなっていた。ということがありました。
その辺りもいい具合でフルにしても音が大き過ぎません(小さくないっすよ、でも)。
なので、程よい音量に合わせやすいのです。

・サスティン
マーシャルシミュレーション系はいくつか試していてtech21のBritishやAMTのM−1を使ってみたこともありました。特にtech21のBritishは箱鳴りもして、音の幅も広く、かなりいい感じでしたが、サスティンはモノ足りず、そこがエフェクターとして使用するにはネックでした。M-1はサスティンはありましたがハイがきつかった、、。

でもこのOLDFOXは上記の悩みどころが解消されていました。
そしてサスティンが本当に気持ちよく伸びます。サスティンの伸び方も色々ですが、スッと弾き手の気持ちよいと思うところに音が伸びていく感じと言いましょうか。とにかく弾いていて気持ちがいいのです。

・ギターボリュームへの追従性
これも驚きました。ゲインを最大にしてもギターのボリュームだけでクリーン〜クランチ〜歪みと操れます。しかも、もの凄いスムーズ。 今回録った音源はそのようにして録音しました。エフェクターの設定はゲイン最大でいじっていないです。

この音で25200円は価値があります。下手にアンプ買うよりいいかもしれないですし、マーシャル系の歪みでは最高峰ではないでしょうか。

本当に素晴らしい。これからライブ、練習とガンガン使います!!

あ、最後にオマケ的にサンプルサウンドです。

ジャズマスターからOLDFOXで直のライン録音です。いつものようにピッキン(ry
すみません練習します、、。

そろそろフジロックです。今年は面子が良過ぎて死にそうな程楽しみです。
休みも取れたので明日準備してレッツゴーです!

swimwell 押山

2012年7月19日木曜日

electro harmonix Big muff pi ram's head ビッグマフ ラムズヘッド だよ!全員集合!!


こんばんは!今回は更新が早かったのです。早く仕事が終わったからです。
ラッキーです。

ギター弾いたら元気が出て来ました。いいことです。ギターは元気の源。
アンパンマンの顔のようなものです。
欠けたり、濡れていたりしたらダメです。単純にメインギターが調整から帰って来たのでひゃっほいなだけですがメインはいいですね、、。

弾き慣れている個体が調整されていると本当に気分が最高です。ビールが美味い。

というわけで今日はついに真打ち登場!のラムズヘッド君です。
フラッシュたいたら貫禄バリバリの感じになりました(笑)。

私の愛機であり、エフェクターのメインです。
コレの特徴は

・バチブチした感触の音
・でもディストーションっぽく扱いやすい
・音がバンドの中で抜ける
・意外にトーンの幅が広く、どこも使える(私基準では)
・うるさい

ですね。マフはうるさくなくてはダメですw。
過去にこのラムズに至るまで計3台売り買いしましたがコイツが一番自分に合いました。

ある個体はゲインが低い、ある個体はミドルに寄りすぎ、ある個体はガリが治らない。
とか色々買ってボリュームのポット交換とノブが全部交換されているというコイツを市場価格からは多少安い値段で購入して使っています。





中身はこんな感じでポット以外のパーツはオリジナルでトランジスタは皆大好きFS36999です。

このHP(http://www.kitrae.net/music/big_muff_history1.html#RamsHead)によると74年〜75年製のものっぽいです。たしかポットデイトが74年だった気がしたので、まぁ多分その辺りの古いものです。あのバイオレットラムズとかと年代が近いものですね。

現在のところトラブルフリーで使えています。奇跡的です。
というかヴィンテージエフェクターのフルオリジナルは買うもんじゃないです。
調整されたものの方が安く、良い音が手に入る確率が高いんじゃないかと思います。

では今回もピッキン(ry


ではなくて音のサンプルを録りました。三本に分けたので見やすいかもです。
マフのセッティングは、サスティンがフル、ボリュームは真ん中よりも少し上、
ギターはメイン機のジャズブラスター↓

からのマフ→POD HD のハイワット100のいつものやつです。


最初は一番気に入っているトーンが真ん中から若干少し高域よりにしたもの



次はトーン0

最後はトーンフルです。



とにかく凶暴な歪みです。マフの中でも元気の良さなら1stですが(なぜか私の1stはやたら音デカイのですわ。) これにはこれしか出せない何かが潜んでいると感じる素晴らしい音です。ディストーションというか完全にファズですが、とにかく音が刺さって来ます。

アンプにつなぐとより顕著にその特徴が表れます。
で、やっぱりバンド演奏で抜けてくるのがいいですね。

抜けてくる音が出たマフは1stとそのコピーのMOOERさんとコレくらいでした。
(そう考えるとMOOERすげえな。)

バンドの音楽性や編成にもよりますが世界中で探し求められるのも無理はない唯一無二の音だと思います。たかがエフェクターなんですが、凄いもんです。

以上、愛して止まないラムズのレビューでした。
次はデラックスなやつか1stか、新しく手に入れたナイスなオーバードライブをレビューしたいと思いmuff!

swimwell 押山



2012年7月17日火曜日

electro harmonix sovtek russian BIG MUFF -Ⅱ

こんばんはー。
皆さん、元気ですかー!元気があれば何でもできる!
でもあんまり今は元気の無い押山です。

というわけでebayさんで格安で手に入れた最近値段が全世界で高騰中のロシア製の最初期の(と言っても確か生産は93年頃だったはず)その名もビッグマフⅡをレビュー致します。

このファズはどうしても欲しかったのですがとにかく高い。
数が無い。ラムズ以上に見あたらないのです。

なんでそんなに欲しいかと言いますと尊敬するギタリストであるサーストン・ムーア氏(機材パクられ後)とデイヴィット・ギルモア氏のメインのビッグマフであるからなんです。

特に後者のギルモア氏はあの世紀の名演であるピンク・フロイドのコンフォタブリー・ナムのソロでこのマフを踏んでいたらしく(主にライブで、というかライブで)、そのことが分かった為か、レナンドカフにコピられる、オリジナルが高値になるといういつものパターンが刻まれることとなったわけです。

ちなみに証拠写真(上がサーストン氏、下がギルモア氏)






その機材が使われているであろう名演





と、まあマフ好きには避けて通れない名器なわけです。
で、買ってみて弾いたんですが、驚きでした。これはプレミア付きます。
買った値段がたしか私は3万円台の後半でしたが、全く後悔がないどころか、安かったと思える程にスムーズなサスティンです。

ディストーション的でありながら、ファズらしいところも兼ね備えていてかつマフの音です。いい意味で最後の音が暴れまくりです。

こりゃいいわ。というわけで気分よく弾きまくりました。
最初がトーン0の状態で次は真ん中、最後はトーンフルです。

いつものようにピッキングミ(ry
ではなくてジャズマスター→マフ→POD HDのハイワット100で録っています。


ちなみにトーンフルまではディストーション的なマフの典型的なファズの音(もう日本語矛盾だらけだすな。)ですがフルにするとバチバチいいます。まさにファズ。ちなみに決してデジタルクリップ音ではありません。これが出るのが本家のいいところというか何と言うか、阿呆だな、マイク・マシューズ氏は(良い意味で)。




で、中身です。実は最初スイッチが引っ込まなくて直したのですが、なんというか地雷に本当に使われてたであろう機構になっていてビビりました。


やたら重いのは中に鉄板が仕込まれていたからというのも判明しました。凶器になるな、これ。犯行現場でマフが凶器として発見される可能性ありな構造です。

あとはポットも密閉式で軍隊な色でした。安っぽいのはジャック部分だけで、あとは基盤とジャック等をつなぐ線が細い線の束だったのも驚きでした。こんな線あるんだなーと。

おまつりのひもくじみたいになってました。

とにかく音がいいので値段が高騰するのもわかります。レナンドカフのボックスオブウォーも欲しいなあと思いましたが本物はファズ寄りの暴れ具合がよりいい具合ですね。

ちなみにコレがbox of war



このビッグマフⅡはバンドでも出番がありそうです。壊れなさそうですしね。
欠点はでかさと重さですかねw。本当重いんだ、、。

以上、ロシアンのビッグマフⅡのレビューでした。

あまりに高騰していなければ高い値段を出す価値のあるエフェクターです。
間違いなく。

swimwell 押山


2012年7月6日金曜日

ERNIE BALL Cobalt Power Slinky





こんばんは!
というわけで今回は趣向を変えまして、ある意味エフェクター以上に音に影響があるであろう、そして見る人の為になるであろう(?)話題の新作弦をレビューします!!

説明しよう!
このアーニーボールのコバルトストリングスは世界で初めてニッケルではなく、巻弦にコバルトを配合して生まれ、ピックアップの能力を最大限に引き出してくれるという、まさにピックアップや配線、エフェクターオタクにはぴったりだと思われる弦なのであります!

大分はしょりましたが、まあ多分間違いはないと思います。
で、今ちょうどジャズマスターに10〜46を張ってたのですが、もうちょいパワー感とか弾く時のテンションがあればベンドの時やビブラートの時にいい気がするなあ、あと上手く弾けそうな気もしなくもないな〜と思い、試しに使ってみることにしました。

私が最初期に憧れたギタリストのスラッシュ様も大絶賛ですからワクワクです。



では最初に今の弦でのクリーントーンです。もうね、ピッキングのミストーンなんて一発録りだからどうでもいいんだよ!気合いで、ギターは気合いで弾くもんだ!!
(開き直るな!)



で、張り替えます。しばしお待ちを、、、、。

弦なんですがニッケルより柔らかくて滑らかな触りごこちでした。
すいすいと交換が進みます。手慣れてしまったものです。



張り替えました。こんな感じです。


音の方はこんな感じです。






なんというかピックアップの音の細かい部分まで丁寧に拾ってくれる感じですね。
そしてブライトな明るい出音です。まあ張りたてということもあるとは思います。
実質3日経った弦との比較なので、普通の弦交換の時の変化と変わらないかも?という向きもあるかなと思いますが音は変わりますね。セッティングは当然全く同じでPOD HDのハイワットモードですが音の太さも違います。

好みかと言われると値段や耐久性等のことも踏まえて考えないといけないですが自分はニッケル弦で充分かなとも感じました。ただチューニングの安定がとても早く、しかも持続しているのでトレモロ奏法には合ってます。

コバルトはピックアップの音を細かく、そして正確に拾い上げてくれますので非常に弦としては値段に見合った優秀なものだと感じました。

お金があればこっちかな。という感じです。

弦は安い値段で色々試せて音も結構変わります。
私は大体アーニーかロトサウンドですが他にもたくさん試しましたし、その度になんか今まで持っていたギターが新鮮に感じられて来ますので弦交換は中々お薦めですよ。

練習と仕事します。で寝ます。

swimwell 押山