・Mikal Cronin “MCⅡ”
前作の時点でも結構注目されていてmonchicon!なんかで紹介されていた
インディーガレージポップ/ロック界の星(だと思う)Ty Seagullとのコラボレーション作に続いての自身のソロでの新作。
ギターポップやパワーポップ、シューゲイザーとかC86とかの単語に反応する人にはピッタリな音で、メロディ、曲、アレンジが素晴らしいです。
歪んだギターや軽快でジャングリーなコード弾きのギターと8ビートの歯切れよいリズムを中心にさりげなく入ってくるピアノやストリングス、手拍子等、上記したジャンルの常套句になっている要素を上手く使われていて、聴いていて楽しく飽きません。
そしてメロディとハーモニーのよさ。聴いていてグッとくる瞬間がいくつもあります。
ラストのPiano Mantraでのストリングスと轟音ギターのコントラストは若干シガー・ロスを思わせたりも、、。
なんかpitchforkのレビューも調べてみたら評価も高いみたいなんで普段インディーロックを聴かない人にもお勧めです。ノイジーでパンキッシュなJellyfishというイメージを個人的に持ちました。もちろんJellyfishに似てるというわけでなく、そのくらいのレベルのメロディセンスだなあってことなんですが。
一応参考までにJellyfish。
上のレビューによるとなんでもMikal Croninの最初のフェイバリットアルバムはNIRVANAのIn Uteroだそう。
たしかに適度にいい感じに荒れた音処理はその影響があるのかもしれない。
で、この音の質感が新鮮に楽曲を響かせている一因とも思います。
で、この音の質感が新鮮に楽曲を響かせている一因とも思います。
色々書きましたがとりあえず聴いてみることをおすすめします。
あとTyとのコラボもよい作品なので貼っときます。
後はサクッと紹介。
・Marnie Stern “the chronicles of marnia "
バカテクドラムの上でタッピングでバッキングして、可愛い声でポップなメロディを唄うMarnie Sternの3月に出た作品。
もう素晴らしい程にバカテクでポップで最高です。
・Tera Melos "X'ed out"
今回、かなりポップに振り切れています。気持ちいいくらいです。初期は何かハードコアに近い部分もありましたが、前作からメロディを意識して来た感じで今作はさらに振り切れ、変態的な演奏はそのままにコンパクトにポップにその魅力を凝縮して来た感じでよかったです。
あまりにも絶賛が多い(多くてステマくさい)プライマルスクリームの新作も一枚通しでしっかり聴けるアルバムでよかったです。(前2作が酷過ぎただけって気もしなくもない)
新人のポストパンクなバンドThe Girl Names , Fear of Menも良かったです。
冷たい質感の音ですが両バンドともバンドでやってるグルーブ感があり、またボーカルのメロディ、声質も魅力的なんで是非とも売れて欲しいなと思います。
流行ってますね、この感じの音が。
the saveges なんかは既にメジャーですしね。
ポップで聴き易くなったMalaria!って感じがします。
感動したのは有終の美を飾った感じが強いCathedralの最終作"The Last spire"。
遅い、暗い、重いの3拍子を貫いた、その姿勢が素晴らしいです。
まだまだ紹介したい作品がありますがとりあえずこの辺で。
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